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イタリア、ムラノガラス工房 "V.Nason & C" オクトパス・スカルプチャー。V.Nasonは名門ベニーニ工房を経て、1967年に自らの工房を設立。かなり希少価値の高い1点物のムラーノグラスです。シール付きの未使用の2点セットです。気に入ってくださる方がいらっしゃれば。非常に美しいマーブル模様で、同じ物が2つとないです。特にグリーン系のカップに多く見られる黒い点は、手吹きの手作り品のために作業工程中に入る不純物です。汚れではなく、元からのものです。よく見て頂くとわかるのですが、表面ではなく、硝子の中に入っています。裏にサインが彫られています。高さ　約11cm強飲み口　約8.5cm弱サイズは手作りのために歪みがあり、場所によって誤差があります。ムラーノガラスムラーノガラスとは、ムラーノ島の数限られた職人の手によって一点一点、生み出され、約1000年に渡り受け継がれてきたガラス工芸品です。一点ごとに手作りで、大量生産されたガラス製品とは異なり同じものが二つと存在しません。従って、色（明るめ、暗め）、形状、重さ、模様の描き方、気泡の入り方等、それぞれどこかに異なった点があります。ピンサー、はさみ、ポンテ(ガラスを吹く時に使う棒)を外した跡など、手作業の痕跡が残っているものもありますが、これらは一つ一つ手づくりであるムラーノガラスの製作過程での特徴で、本物のムラーノガラスである証拠なのです。一般的にはヴェネチアンガラスと呼ばれています。「ガラスの島」とも呼ばれ、現在もガラス工房が密集するムラーノ島。ムラーノガラス職人の仕事は本当に過酷なもので、継承者は年々減りつづけ、現在では、ムラーノ島の上級職人（マエストロ）の数は非常に数少なくなりました。長く培われた匠の技術と伝統の灯にも、かげりが見られ、上級職人の手で生み出されたムラーノガラスは日々稀少価値が高くなっています。窯でガラスを溶かし、吹き棒の先に巻き付け、空中で極薄にガラスを吹きのばす技法や、ガラスの熱さに耐えながら、簡素な道具を使って飴細工のように竜や花や鳥などをモチーフにした複雑な装飾を形作る技法、ガラスでレース刺繍を表現したレースガラス、ガラスの塊の中に気泡を閉じ込める技法など、高度なテクニックが用いられています。